いすゞジェミニ

さあ、隠れファンを多く持つこの車の登場です。個性的で、独特のポジションにいましたね。
●黄緑のボディカラーが鮮烈!ジェミニとしては初代ですが、写真は誕生から5年目のモデルです。右上の写真は、グレードの一部。1600・1800セダン、1600・1800クーペあわせて16グレード。当時としても多い方でした。スポーツグレードはLSとLS-G。他のグレードとの違いはタコメーターとタイヤサイズ、ヘッドライトが丸目、あとはステアリング形状や内装色の違いくらいです。それもこれも、後には隠しダマが…。
●この車、GMの一員であるオペルが基本設計し、いすゞが日本版を製作。当然、エンジンもいすゞ製。右下の写真では、「グローバルカー」としてのジェミニの各国兄弟車も紹介されています。

●そしてほどなく、いよいよ人気のグレード「ZZ」(ダブルジー)の登場です。いすゞ製DOHCエンジン搭載、クロスレシオ、LSD標準(ZZ-R。ZZ-Tにはオプション)で武装。セダンもクーペもあり。「大アンダー」「じゃじゃ馬」と言われながらも、それをドリフトで振り回すのが醍醐味となって、けっこう人気でした。カタログも右のように走りを意識したモノになり、実際国内ラリーでは大量出走&大活躍。当時はレビン/トレノ(71および86)と人気を二分でした。
●ボクシーノーズの初代「ベレット・ジェミニ」は1974年登場。1979年6月マイナー後に上記写真のスラントノーズの「ジェミニ」となり、11月にはZZ追加。1985年まで、なんとなんと11年間も造っていました。この間マイナーチェンジを繰り返しているウチに、インテリアもエクステリアもどんどんシンプルに、どんどんかっこよくなっていきました。

ジェミニクーペZZ-R
■型式PF60■エンジン形式G180
■直4・DOHC・8バルブ
■1800cc
■L4235×W1570×H1340mm
■WB2405mm■965kg
■130ps/6400rpm■5MT

(馬力はグロス)

●そして大胆に「普通」のクルマとして登場した2代目、写真右の「FFジェミニ」。街の遊撃手、というコピーのTVCMも話題になりました。「背伸びしない、普通さ」がウケて、結構売れていました。でもZZファンには物足りず…
●そこで満を持して登場したのが写真左上のグレード、「イルムシャー」。雨の中の赤いイルムシャー、かっちょええ〜!1500ターボ+エアロパーツ+ブランドモノのインテリア+ドイツはイルムシャー社チューンの足回り。私的には「足回りくらい自分達でやれ!」(その力もいすゞにはあるはず)となりますが(笑)、いすゞはブランド武装したかったのでしょうか?ま、カッコイイから許します(笑)。
●写真左中のレカロが時代を感じますが、ステアリングはモモだし、ブラックのインテリアと相まって、なかなかスポーティな演出がされています。ターボエンジンは過給圧をスイッチで2段階に切り替えでき、Hiモードで120ps、Loモードで105psでした。
●写真左下、エアロをつけてさらにかっこよくなったジウジアーロデザインのボディ。標準のホイールカバーもボディ色で、これは新鮮でした。イルムシャーは1グレードで、セダンとHBが選べました。

●2代目ジェミニは1985年5月登場、イルムシャーは翌年6月発売。1987年にマイナーチェンジ、1988年3月にはもう一方のスポーツグレード、1600DOHC16バルブの「ZZハンドリング・バイ・ロータス」を追加。これでターボとNAのスポーツラインナップができた!と思ったのもつかの間、同年6月にはイルムシャーも同じエンジンに。何やってんだ?!(笑)1990年まで造られました。

ジェミニ3ドアHBイルムシャー
■型式JT150■エンジン形式4XC1
■直4・OHC・8バルブ・ターボ
■1500cc
■L3960×W1615×H1365mm
■WB2400mm■920kg
■120ps/5800rpm(Hiモード)
■5MT

(馬力はネット)

●3代目ジェミニはバブル初期に登場。こいつも隠しダマが続々登場します。モデルチェンジではセダン各グレードとZZハンドリング・バイ・ロータスが同時に登場、その後NAでFFのイルムシャー・ターボで4WDのイルムシャーR追加、そしてクーペ「OZ」追加、3ドアHB追加と多彩なバリエーション展開でした。
●右上、サスペンションの説明です。いすゞのニシボリさんという方が開発したため、「ニシボリックサス」という冗談のような名前が付いていました。マルチリンクの1種です。
●イルムシャーRは1600DOHC+16バルブ+ターボ+4WDのフルスペック。当然国内ラリーに登場。上左はその勇姿。左オプションのページにも見て取れるよう、ヘッドライト間の一体式フォグは最初から用意されています。こいつぁカッコイイです!ENNKEIのアルミがオプションでした。
●左中は、クーペイルムシャーRと3ドアHBイルムシャーRです。なかなかけったい…いや、個性的なフォルムです。3ドアHBは、いすゞの女性デザイナーの作だそうですよ。標準でレカロSR2がついています。
実は、当クラブのじんば、今のEK9の前のクルマ、クーペイルムシャーRだったんですが、いやぁ、十勝では遅かったぁ〜(笑)。本人曰く、すぐ頭打ちするエンジンと車重がネックだったそうです。
●一方、左下の写真、ZZハンドリング・バイ・ロータスは1600DOHCのNA。専用カタログでは「伝統」「フィロソフィー」「エンスージアスト」という言葉が並んでいます。標準のアルミはBBSのメッシュ。どうやらイルムシャー=過激スポーツ、ロータス=高級スポーツと性格分けをしていたようです。けっこう無茶だと思いますが…(笑)。クルマそのもののキャラクターがかえってめちゃめちゃになってしまいますよね。
いずれにせよ、エンスーがこの車選ぶとは思えませんが…(笑)。
ちなみに正式グレード名は、単に「ZZ」だけです。

●3代目ジェミニは1990年3月にセダンとZZハンドリング・バイ・ロータスを発売、同年5月にはNA・FFのイルムシャーとターボ・4WDのイルムシャーRを追加、9月にはクーペOZ発売。1991年3月には3ドアHBを発売、同時にクーペにもイルムシャーRを設定。同年5月に3ドアHBイルムシャーR設定。1992年11月にマイナーチェンジ。1993年まで生産と、バリエーションの割には短命でした(人気もイマイチだったし)。
●1993年には4代目へモデルチェンジするのですが、いすゞは乗用の生産を縮小するために、ホンダドマーニのOEMへ。変な部分もまた魅力で、個性的だったいすゞオリジナルのジェミニがなくなったのは、ちょっと寂しいですね。

ジェミニクーペイルムシャーR
■型式JT191S■エンジン形式4XE1
■直4・DOHC・16バルブ・ターボ
■1600cc
■L4185×W1695×H1315mm
■WB2450mm■1190kg
■180ps/6600rpm■5MT

ジェミニセダンZZ
■型式JT191F■エンジン形式4XE1
■直4・DOHC・16バルブ
■1600cc
■L4195×W1680×H1390mm
■WB2450mm■1010kg
■140ps/7200rpm■5MT

(馬力はネット)

●んでもって、3代目ジェミニの兄弟車、「PAネロ」です。あのヤナセから発売されていました。ベースはクーペ。フロント周りがアメリカンになって登場です。グレードはNA・FFの160S、160Xと、ターボ・4WDのイルムシャー160Rでしたが、後にハンドリング・バイ・ロータスも追加するという荒技も。さすが兄弟(爆)。
●1990年6月登場、1991年3月イルムシャー160R追加、6月ハンドリング・バイ・ロータス限定発売。
●なおスペックに関してはジェミニと一緒なので省略です。


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