MazdaイチロクGeneration Catalog

マツダ エチュード(BFMP)1987-1989

マツダ エチュード(BFMP)1987-1990

※以下画像はすべてクリックで拡大します。

●これ、見た事ない、いやそれどころか知らない人もいるかも…。真面目なマツダの、軟派な「スペシャルティカー」です。
●ファミリアベースに作られたスペシャルティ・ハッチバック、エチュードです。コピーは「アーバンチューンド」。スポーツ系の行動派に支持を得た初代FFファミリアをベースに、今度はおしゃれな都会派もとりこもうと(たぶん)作られたブランニューな派生車種です。
●で、このカタログ、30Pあるのですが、グレードと装備の紹介、諸元表+表紙・裏で8P。これは普通ですが、メカニズム系の紹介がたった1P(笑)。あと残り21Pはすべてイメージ写真。そのうちコピーが入っているページも1ページのみ。ほんと、まるで写真集です。しかもページによっては掲載写真3枚中、エチュードが写っているのは1枚とか、4枚中2枚とかだけなんです。見た目ほとんどファミリアなのに(笑)、こんなにかっこつけてもねぇ。案の定、まったく売れていなかったです(笑)。



●最近で言うと、N-BOX(ファミリア)に対するN-ONE(エチュード)というベクトルですが、先記の通り、見た目もファミリアとあまり変わらず(エクステリアの部品はまったく別物なのに)インテリアはほぼそのまま。なんかファミリアのデットコピーな印象だったな。
●インパネですが、クラスターにスイッチがマウントしています。この頃「未来ちっく」目指して、各社目新しいインパネ(デジパネとか)をデザインしていました。成功例はごくわずかですが(笑)。
メカニズムももちろんファミリアそのもの。エンジンもノンターボのB6、あのロードスターと同じエンジンです。カタログには「ギリギリチューンではなく、気持ちにピタリと応える【ハイバランスド高性能】」とありますが、なんのこっちゃ。
グレードは装備の違いくらいでGi、Si、Liの3種がありました。オプションには、この頃けっこう多かったんですが、ツートンカラーがありました。


●1987年1月に登場。1年後に普通の1500エンジンお買い得車も追加されましたが、売れるわけもなく1989年2月ファミリアモデルチェンジと共に生産終了。2年間・1代限りのブランドとなりました。
ファミリアモデルチェンジの際、一応後継車とも思えるグレード「ファミリア・アスティナ」というのが登場しました。エチュードの地味さを反省したのか、なかなかかっこよく、エチュードよりはずっと街中で見かけましたね。

エチュードGi
■型式BFMP ■エンジン形式B6
■直4・DOHC・16バルブ ■1600cc
■L4105×W1645×H1355mm ■WB2400mm
■980kg
■110ps/6500rpm ■5MT/4AT
(馬力はネット)

※実用車の場合は、そのスポーツグレードを中心に掲載します。
※年代や車体サイズ、パフォーマンスから察して、過給器付きや2リッター以上のスポーティ車、スポーツグレードも「コンパクトスポーツ」として掲載しています。
※コメントには主観がかなり入っております。「かっちーん!」ときても、笑ってお許しを。
※管理人の記憶に頼っている部分も多くありますので、間違いの指摘は素直に受け止めますが、「あ、そうだっけ?へー」で済ませる場合が多いと思います。